“唐津”の読み方と例文
読み方割合
からつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐津からつ港あたりに颱風を避難したのだろうと思い乍ら窓から覗いた彼の鼻先に、朝靄を衝いてそびえていたのは川崎造船の煙突であった。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「めっそうな、うらがひまつぶしにこしらえたんじゃ、進ぜるわいの。——今日び唐津からつびきのもあるけんど冬は冷たいせに」
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
「まず及第、その辺であろう。……唐津からつ唐津お前へ聞こう。どうして日本の武将連が、キリシタン宗へ帰依したかな?」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)