“哈々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうこう66.7%
ごうごう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孤鶴こかく銀漢に啼くかのよう、哈々こうこう哈々と響き渡り、声ある空の一点から一団の火焔渦を巻いて、地上へ落ちると見る間もなく、五右衛門の姿は焔に包まれ、飄々翩々ひょうひょうへんぺん空にぼり
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
荒尾はことさらに哈々こうこうとして笑へり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
声に応じて大蔵ヶ谷右衛門は、大鉞を抛り出し、かたわらの陣鉦じんがねをムズと掴み、突っ立ち上がると見る間もなく、兵法に叶ったばちさばき、哈々ごうごうと鉦を打ち鳴らした。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
音は忽ち哈々ごうごうと鳴り、大藪地の四方へ響き渡った。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)