哀調あいちょう)” の例文
うらむような、泣くような、ちょう千切ちぎれるような哀調あいちょうをおびた楽の音であった。来会者の中には、首すじがぞっと寒くなり、思わずえりをかきあわす者もいた。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)