“周（マワリ）” の例文

そう思ったのだ——周章てて目の周（マワリ）をこすったのだが、模糊とした靄は一向に消えようともせず

木枯の酒倉から：聖なる酔っ払いは神々の魔手に誘惑された話 (新字新仮名) ／ 坂口安吾(著)

さう思つたのだ——周章てて目の周（マワリ）をこすつたのだが、模糊とした靄は一向に消えやうともせず

木枯の酒倉から：――聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話―― (新字旧仮名) ／ 坂口安吾(著)

“周”の意味

《名詞》

（シュウ）平面図形の内部と外部を分ける曲線。ある線が、閉曲線の性質を持つとき、その閉曲線自身。
《助数詞》

（シュウ）周回を数える言葉。必ずしも正円を描いたり、角度で計測できるとは限らない。「巡」に置き換えられる場合がある。
《固有名詞》

中国の王朝名。
(出典:Wiktionary)

“周”の解説

歴史学/東洋史中国
周（しゅう、Zhōu、紀元前1046年頃 - 紀元前256年）は、古代中国の王朝。国姓は姫。当初は殷（商）の従属国だったが、紀元前1046年に革命戦争（牧野の戦い）で殷を倒し周王朝を開いた。紀元前771年の洛邑遷都までを西周、遷都から秦に滅ぼされるまでを東周（春秋戦国時代）と区分される。
周の歴史は春秋時代以降に成立した書経や『史記』などに記されていて、かつては周代に関する研究やイメージのほとんどはそれらを準拠したものであった。一方で、現代では考古学調査の進展により、史書において知ることができなかった数々の新事実が判明し、人々の周代へのイメージは急速に変遷しつつある。
(出典:Wikipedia)

周	常用漢字 小４ 部首:⼝ 8画