“吉致”の読み方と例文
読み方割合
よしむね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし前後の事情からみて、おそらくは、かの岩松経家の弟吉致よしむねあたりの才覚ではなかったかとおもわれる。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
岩松経家と吉致よしむねの兄弟は、すぐ九隻の船手の指揮者として、船馴れた一隊をつれて腰越の磯へいそいだ。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも侍はみな、阿波の海賊岩松経家の部下で、なかには経家の実弟、岩松吉致よしむねもみえた。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)