号泣なきごえ)” の例文
旧字:號泣
おれは斬罪ざんざいになる者の号泣なきごえを聞いているからいやだ。のがれよう、逃れようという気が、首を斬られてからも、ヒョイと前へ出るのだ。しでえことをしたもんで、後から縄をひっぱっている。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)