古苔ふるごけ)” の例文
くも送るもこれより別るるゆえに名残なごりの柳ととなえられぬ、いと広き磧の中央、塵芥しみて黄色になれるは、送別の跡の絶えぬ証拠にして、周辺の石にシロジロと古苔ふるごけ蒸せるは
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)