“叢消(むらぎ)” の例文
マッカリヌプリは毎日紫色に暖かく霞(かす)んだ。林の中の雪の叢消(むらぎ)えの間には福寿草(ふくじゅそう)の茎が先ず緑をつけた。つぐみとしじゅうからとが枯枝をわたってしめやかなささ啼(な)きを伝えはじめた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)