“叛服”の読み方と例文
読み方割合
はんぷく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叛服はんぷく常なき乱世の中をつきあって来て、ただの一ぺんも、裏切られず、裏切らず、一貫した交友をつづけて来たことだけでも、世間に稀れといってよい。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きょうまでは叛服はんぷく常なく、あしたに和を乞い、夕べには裏切り、始末の悪い存在だったが、秀吉の旗幟きしをいま眼前に見ると、ことごとく陣前に来て降順こうじゅんを約した。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)