叙爵じょしゃく)” の例文
そのほか、王朗の司徒、陳群の司空、華歆かきんの大尉などが重なるところであるが、なお文官武官の多数に対しても、叙爵じょしゃく進級が行われ、天下大赦たいしゃの令も布かれた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……そして、官位叙爵じょしゃくなども、考えておるが、とりあえず、自分の羽柴姓を、あなたにゆずり、以って、秀吉がどれほど御辺ごへんの信義にたいして、感謝しているかを、んでおくりゃれ
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上洛者のたれかれを問わず、これを奏聞そうもんに達して、それらの武門が望む叙爵じょしゃく栄職えいしょくの名を聴許ちょうきょし、武家の音物いんもつ黄白こうはくを収入とするのが、ともあれ、この人々の唯一な生きる道ではあった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとき叙爵じょしゃくの栄にのぼった部将は、約十五名であった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六月の上洛の折にも、叙爵じょしゃくのお沙汰を賜わったが
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)