双膚もろはだ)” の例文
六平は、いつの間にか片だすきをはずして双膚もろはだぬぎ、むかしの地を丸出しにして床几のうえに大あぐらをかき、毛むくじゃらの脛をピシャピシャたたきながら
房子は双膚もろはだぬいだまま立ち上って、内側から、襖をおさえた。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)