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去来
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ゆきき
ふりがな文庫
“
去来
(
ゆきき
)” の例文
旧字:
去來
小次郎の
凛々
(
りり
)
しい
俤
(
おもかげ
)
と、それに関する妄想とが、払っても払っても脳裡に
去来
(
ゆきき
)
し、彼女の
煩悩
(
ぼんのう
)
をそそるからであった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そして誰が「行く」のかといえば、「人」が行くのであって、これは長歌の方で、「人さはに国には満ちて、あぢ群の
去来
(
ゆきき
)
は行けど、吾が恋ふる君にしあらねば」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
誰
(
た
)
れ一人として、この水を覗くものもなければ、雲は、その水溜りに映って音なく影は
去来
(
ゆきき
)
するにまかせている。背に負った乳飲児は、火のつくように泣き立てた。
凍える女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
本栖の湖雲
去来
(
ゆきき
)
してみ冬なりこちごちに光るしろがねの
面
(
めん
)
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“去来”の意味
《名詞》
行ったり来たりすること。ゆきき。往来。
感情や記憶などが浮かんだり消えたりすること。
過去と未来。
(出典:Wiktionary)
“去来(向井去来)”の解説
向井 去来(むかい きょらい、慶安4年(1651年) - 宝永元年9月10日(1704年10月8日))は、江戸時代前期の俳諧師。蕉門十哲の一人。本名は兼時、幼名は慶千代、字は元淵、通称は喜平次・平次郎、別号に義焉子・落柿舎がある。
(出典:Wikipedia)
去
常用漢字
小3
部首:⼛
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“去来”で始まる語句
去来忌
去来発句集