そち)” の例文
そちの申す通り朕はその時分から乱暴であつた。書を学んだが成らず、書は姓名を記するに足ると退けてしまつた。剣は一人の敵なりと軽んじて剣道さへも顧みなかつた。
悲しき項羽 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)