“単福”の読み方と例文
読み方割合
たんふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「拙者は、潁上えいじょう安徽省あんきしょう・潁上)の単福たんふくと申し、いささか道を問い、兵法を学び、諸国を遊歴している一介の浪人にすぎません」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「されば、ご名察のとおり、単福たんふくと申すものが、新野の軍師として、参加していたとやら聞き及びました」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
単福たんふく——実は徐元直じょげんちょくはその後、新野にあって、士大夫らしい質朴な一邸を構え、召使いなども至って少なく、閑居の日は、もっぱら読書などに親しんで暮していた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)