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半巾
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はんけち
ふりがな文庫
“
半巾
(
はんけち
)” の例文
従つて十分なことを言ふことは出来ないが、『芋粥』『
半巾
(
はんけち
)
』『運』などゝ比べると、もつと巧みにその客観化の手腕を見せたやうな作であつた。
自他の融合
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
さうして日中の
暑熱
(
あつさ
)
に何も彼もぢつと息を凝らしてる樣な暑苦しさと靜さが、その赤くなつた疊の隅々に影を潜めてゐた。みのるは
半巾
(
はんけち
)
で顏を抑へながら、せつせと扇子を使つてゐた。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
拳銃
(
ピストル
)
には不明瞭な若菜の指紋があるだけで、手袋をはめるか、
半巾
(
はんけち
)
で握って引金を引けば、指紋は残る筈は無い、藤井と若菜と一緒にピアノを弾いて居たから、そんな細工をする隙もあるまいが
音波の殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
半巾
(
はんけち
)
で
拭
(
ふ
)
いて
呟
(
つぶ
)
やく。
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
暫くして上げた顔のところに正夫は
半巾
(
はんけち
)
を出した。
磯清水
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
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半巾
(
はんけち
)
で
拭
(
ふ
)
いて
呟
(
つぶ
)
やく。
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
巾
常用漢字
中学
部首:⼱
3画
“半巾”で始まる語句
半巾帯