“十呂盤”の読み方と例文
読み方割合
そろばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居間へ引っ返した丁寧松はポカンとした顔で考え込んだが、やがて長火鉢のひきだしを開けると、ちいさい十呂盤そろばんを取り出した。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……二から一引く一残る! これが十呂盤そろばんの定法だが、この事件はそうでねえ、二から一引く皆な消えっちゃった! 侍も手代もきえっちゃった。……こんなわからぬ話ってねえ。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)