勤倹きんけん)” の例文
だが彼とても単に勤倹きんけん主人あるじであった時代もあるのだ! 妻もあれば子供もあって、隣村の地主たちが訊ねて来ては食事を共にしたり
希望者だけに頒けるので、べつに無理に購入しなくてもよかったのだが、私は家に帰ってから母にしつこくせがんだ。「勤倹きんけん貯蓄なんだから。」ということを私はくりかえした。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
譬えば今の政治家が急に思い付いたように勤倹きんけん貯蓄の必要を国民に説き出しました。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
彼の父杉百合之助ゆりのすけ敬神けいしん家にして忠摯ちゅうし篤実とくじつなる循吏じゅんりなりき。彼の母児玉氏は、賢にして婦道あり、姑につかうる至孝、子を教ゆる則あり、仁恕じんじょ勤倹きんけん稼穡かしょくの労に任じ自から馬を牧するに至る。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)