励精れいせい)” の例文
一、第二期は浅学なる者、懶惰らんだなる者、なほ能くこれを修むべし。第三期は励精れいせいなる者、篤学なる者に非れば入る能はず。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
この競争劇甚げきじんの世に道楽なんどとてんでその存在の権利を承認しないほど家業に励精れいせいな人でも少し注意されれば肯定しない訳に行かなくなるでしょう。
現代日本の開化 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨日お着きで、さぞお疲れで、それでもう授業をお始めで、大分ご励精れいせいで、——とのべつに弁じたのは愛嬌あいきょうのあるおじいさんだ。画学の教師は全く芸人風だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)