“功夫”の読み方と例文
読み方割合
くふう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横井は実学を唱う、物にいたりて知をいたすは、彼が学問の功夫くふうなりといえども、彼の彼たる所以は、「神智霊覚湧きて泉の如き」直覚的大活眼かつがんにあるなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
かの道得のなかに、むかしも修行し証究す、いまも功夫くふう弁道はんとうす。仏祖の仏祖を功夫して仏祖の道得を
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
横井一生の功夫くふう、総合大観にあり、佐久間の学問は、かえって解剖分析より得来る。横井は天理人情の大妙理を看取し、開国論を唱え、佐久間は国防軍備の大経綸よりして、無謀攘夷じょういの非を論ず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)