剣夾つか)” の例文
図書は躊躇ちゅうちょの後決然として進む。ひとみを定めて、夫人の姿を認む。剣夾つかに手を掛け、気構えたるが、じりじりと退さがる。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)