“初手(はな)” の例文
そして初手(はな)のあひだは、どうやら一生懸命に仕事に身をいれてゐるやうで、紡錘はビイビイ唸り、唄声がはずんで、娘つこたちはめいめい傍目もふらぬ有様なのぢや。
おつそろしく斑(むら)のある文章だ! 一目で人間の書いたものでないことが分つてしまふ——初手(はな)はちやんとまとまつてゐたが、末の方で犬式に足を出してしまつてゐらあ。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)