“切爐”の読み方と例文
新字:切炉
読み方割合
きりろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何日もの如く三になる女の兒の帶に一條の紐を結び、其一端を自身の足に繋いで、危い處へやらぬ樣にし、切爐きりろの側に寢そべつて居たのが、今時計の音に眞晝の夢を覺されたのであらう。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)