“きりろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切炉85.7%
切爐14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何日もの如く三歳みつつになる女の児の帯に一条ひとすぢの紐を結び、其一端を自身の足に繋いで、危い処へやらぬ様にし、切炉きりろかたへに寝そべつて居たのが、今時計の音に真昼の夢を覚されたのであらう。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
道具だたみの前の切炉きりろをへだてて、あるじの忠相と蒲生泰軒が対座していた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
何日もの如く三になる女の兒の帶に一條の紐を結び、其一端を自身の足に繋いで、危い處へやらぬ樣にし、切爐きりろの側に寢そべつて居たのが、今時計の音に眞晝の夢を覺されたのであらう。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)