“刄向”の読み方と例文
読み方割合
はむか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそれを見ると、今の泥坊が我々に刄向はむかう為にもう一度帰って来たのじゃないかと思って、ハッとしました。そして、思わず主任の腕をつかんで黙ってその方をゆびさしたものです。
盗難 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
出し兼て此方より申達なば家も領地りやうちぼうに振るべし大切の 勅使御參向のみぎり橋の手薄てうすにて水中へ落されしと有ては 天子へ刄向はむかふも同然逆罪ぎやくざいとがのがるべからず爰を存じて無事に扱はんと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)