“出難(でにく)” の例文
隙がないというか、あまりに、綽空の身が放胆に投げだされてあるのでかえって手が出難(でにく)いのか、いつも、機を逸してしまう。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勘定を御序(おついで)にと云(いわ)れるようになれば、遊びはもっとも入易いが、それが後に囲みをもっとも出難(でにく)い所で、お気の毒さま今日は六畳が塞がってと、表寄りの九畳へ案内された貞之進は
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)