トップ
>
出発
>
た
ふりがな文庫
“
出発
(
た
)” の例文
旧字:
出發
僕は朝早く弟と共に
草鞋
(
わらじ
)
脚絆
(
きゃはん
)
で元気よく熊本を
出発
(
た
)
った。その日はまだ日が高いうちに
立野
(
たての
)
という宿場まで歩いてそこに一泊した。
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そうして、一端そう思い立つともう矢も楯もたまらなくなって、恰度その日から一週間目に出る便船で、
出発
(
た
)
つことに決めてしまったものです。
象牙の牌
(新字新仮名)
/
渡辺温
(著)
で、樵夫夫婦に礼を述べ、丹生川平への道筋を、夫婦の者に教えられ、今朝方
出発
(
た
)
って来たのであった。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『ヘエ、見込通りに、七時四十分の汽車で
巴里
(
パリー
)
へ
出発
(
た
)
ったのを見届けました』とジルベールが答えた。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
そうだとも、俺は遠からずこの地を
出発
(
た
)
とう。数週ののち、しからざれば数カ月の後、……そして今度こそは本当に勇敢に餓死と戦うのだ。……万物はみんなそうしているのだ。
田舎医師の子
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
▼ もっと見る
貴方様のお
出発
(
た
)
ちなされた後、大旦那様の御介抱を致しておりますると、二日目の晩になって、入口の方で何やら足音が致しまするで、
必然
(
てっきり
)
貴方様が御帰りなされた事と存じまして
月世界競争探検
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“出発”で始まる語句
出発前
出発後
出発祝