“出潮”の読み方と例文
読み方割合
でしお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めいめいが預かりの客をともかくも船のなかへ助け入れようとあせっているうちに、きょうはどうしたものか、予定の時刻よりも出潮でしおが少し早いらしく
半七捕物帳:32 海坊主 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かたのごとくに参詣をすませたが、ちょうど今が人の出潮でしおとみえて、仁王門と二天門の両方からうしおのように押し込んで来るので、帰り路はいよいよ難儀であった。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)