“でしお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出汐66.7%
出潮22.2%
進潮11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの芭蕉が伸拡がって、沼の上へ押覆おっかぶさるもんですから、御覧なさい。出汐でしおをこうして隠すんですもの。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かたのごとくに参詣をすませたが、ちょうど今が人の出潮でしおとみえて、仁王門と二天門の両方からうしおのように押し込んで来るので、帰り路はいよいよ難儀であった。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
とちゅうでったしゃこを焼いて晩めしをすました、六時は過ぎたが進潮でしおまではまだ三時間もあるから、モコウはストーンパインを採集さいしゅうして諸友へのおみやげにしようと森のなかへはいった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)