出渋でしぶ)” の例文
旧字:出澁
が、パッパッと音を立てて、火口ひぐちから出渋でしぶる小さな焔の明滅を、やっと三つ数えたきりで、彼は眠入ねいってしまう。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
朝やっぱり出渋でしぶるのだ。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)