“でしぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出渋66.7%
出澁33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、パッパッと音を立てて、火口ひぐちから出渋でしぶる小さな焔の明滅を、やっと三つ数えたきりで、彼は眠入ねいってしまう。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
朝やっぱり出渋でしぶるのだ。
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
飯田町へ駈け付けて見たところで、八五郎が出澁でしぶつたのも無理はなく、夜の明けぬうちは、何處を搜して見る當てもありませんでした。