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出来悪
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できにく
ふりがな文庫
“
出来悪
(
できにく
)” の例文
が、そんな人知れない思いさえ、傍から人に、見られているかと思うと、どうも気づまりで思うようには
出来悪
(
できにく
)
かった。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
が、姫君を妻にしたのは、父にも隠してゐたのだから、今更打ち明ける事は
出来悪
(
できにく
)
かつた。男はため息をつきながら、長々とさう云ふ事情を話した。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
が、すっかりおとなになった女の身としては、父と一しょにそんな田舎へ下ることも
出来悪
(
できにく
)
かった。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
どうしてそんな風に突然こちらへ来たのかを率直にお前に問うことさえ私には
出来悪
(
できにく
)
かった。お前もそれがひとりでに分かるまでは何んとも云おうとしないように見えた。
菜穂子
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
“出来”で始まる語句
出来
出来栄
出来上
出来事
出来損
出来合
出来星
出来秋
出来難
出来心