“凶漢”の読み方と例文
読み方割合
きょうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イルコック、ウエップらは、凶漢きょうかんのあとを追うて発砲した。一、二発は手ごたえがあったが、すがたは緑雲りょくうんたなびく林のなかにきえてしまった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
イバンスの脳裏のうりには、なにかひらめくものがあった、凶漢きょうかん三人は路を迂回うかいして、ニュージーランド川のほとりから、左門洞を攻撃こうげきしているのではあるまいか?
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ドノバンが大木の下にきてみると、地上に銃をいだいた一個の人間が、息たえだえにたおれている、ドノバンのはなった弾はあやまたず、凶漢きょうかんの胸板をつらぬいている。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)