凶星まがつぼし)” の例文
それもせずに、なぜ兵学一途いちずにあの頃は夢中になって通ったろうか。……時親先生はえらいお人に相違ないが、なにか人界の外にあってあやしく光る不気味な凶星まがつぼしみたいなお方でもあってな。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)