処業しわざ)” の例文
旧字:處業
そゞろに恋しきこともありしが、父が終りの悲しきを見るにも、我が渡辺の家の末をおもふにも、母が処業しわざは悪魔に似たりとさへ恨まれける。
琴の音 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あれが子供の処業しわざかと寄集りし人舌を巻いて太夫よりは美登利の顔を眺めぬ、伊達には通るほどの芸人を此処にせき止めて、三味さみ、笛の音、太鼓の音
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)