冠詞かんし)” の例文
すなわち、もし我々が今論者の言を承認すれば、今後永久にいっさいの人間の思想に対して、「自然主義」という冠詞かんしをつけて呼ばねばならなくなるのである。
私はその先生の前で詩を読ませられたり文章を読ませられたり、作文を作って、冠詞かんしが落ちていると云ってしかられたり、発音が間違っているとおこられたりしました。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)