“写尽”の読み方と例文
読み方割合
しやじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男女の痴情ちじやう写尽しやじんせんとせば、どうしても房中ばうちうの事に及ばざるを得ず。されどこは役人の禁ずる所なり。故に小説家は最も迂遠な仄筆そくひつを使つて、やつと十の八九をゑがく事となる。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)