“円月堂”の読み方と例文
読み方割合
ゑんげつだう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円月堂ゑんげつだう、見舞ひにきたる。泰然自若じじやくたる如き顔をしてゐれども、多少は驚いたのに違ひなし。病をつとめて円月堂と近鄰きんりんに住する諸君を見舞ふ。
東京の天、いまだ煙におほはれ、灰燼くわいじんの時に庭前につるを見る。円月堂ゑんげつだうに請ひ、牛込うしごめ芝等しばとうの親戚を見舞はしむ。東京全滅の報あり。又横浜並びに湘南しやうなん地方全滅の報あり。