円座あぐら)” の例文
旧字:圓座
その騒ぎで、雨のように落ちて来る、枝葉のしずくを、避けながら、半之助は快さそうな、期待の微笑をうかべ、岩の食卓の左右に、自分で編んだらしい、がま円座あぐらを置いた。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)