兼顕かねあき)” の例文
「いや、まったくは、治部じぶ少輔しょうゆう兼顕かねあきの三男、卜部兼好うらべかねよしでおざるよ。……俗の名を取ってそのまま、今は兼好法師と呼ばれておるが」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
光秀はその手勢をひっさげて、敵中の御牧三左衛門兼顕かねあきの残軍に合し、最後の一戦を試みようとしたのである。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)