“公等”の読み方と例文
読み方割合
こうら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公等こうらの他をあつかう事、坊ばの茶碗と箸をあつかうがごとくんば、公等こうらの口へ飛び込む米粒は極めて僅少きんしょうのものである。必然の勢をもって飛び込むにあらず、戸迷とまどいをして飛び込むのである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
のつぺらぽうに講義をいて、のつぺらぽうに卒業し去る公等こうら日本の大学生と同じ事と思ふは、天下の己惚うぬぼれなり。公はタイプ、ライターに過ぎず。しかも慾張つたるタイプ、ライターなり。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)