八将神はっしょうじん)” の例文
その方角は十干の異なるに従い、年々変ずることに定めてある。また、八将神はっしょうじんと申すものが暦中に掲げてある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
年を越すとは昨冬の雷鳴が、その方面に聞こえたということと思うが、近世の暦の八将神はっしょうじんのものものしい名前なども、やはりこういう民間の古い習わしから、出ていたことが考えられるのである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その方角が年によりて違う。これ、その年の十干によりて定むる故である。また八将神はっしょうじんと申すものがある。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)