“入鹿”の読み方と例文
読み方割合
いるか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘇我氏は、稲目いなめ馬子うまこ蝦夷えみし入鹿いるかの四代を通じ、いずれも、優れた統治者であったものと判断するのが合理的である、と私は考える。
馬子、蝦夷えみし入鹿いるか等の兇暴を国家のために黙視されなかったとはいえ、彼らの内奥ないおうよりの「和」をまず祈念されたのは当然でなかろうか。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
欽明天皇の御代みよでも差支ない気がする。応神天皇や称武天皇では決してないと思ふ。三四郎はたゞ入鹿いるかじみた心持こゝろもちを持つてゐる丈である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)