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入念
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にゅうねん
ふりがな文庫
“
入念
(
にゅうねん
)” の例文
入念
(
にゅうねん
)
にしらべましたが、長年、貴金属品をあつかっている同氏には、すぐさま、それがぜんぶ、ほんものの黄金であることがわかりました。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
すみれ嬢は、トランクの中を
嘗
(
な
)
めんばかりにして
入念
(
にゅうねん
)
に改めた。彼女が用を終って顔をあげたのを見ると、その
面
(
おもて
)
にはほっとした色があった。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
また、城中五千のいじらしき者をお救い給われと、
入念
(
にゅうねん
)
のごあいさつでありました
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その代りに仏具のような
強請
(
ねだ
)
られっこない品物は特に
入念
(
にゅうねん
)
に
吟味
(
ぎんみ
)
して
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
動物園にはいったとき、この辺に待ち伏せしているのではないかと、
入念
(
にゅうねん
)
に見廻したが、どこにもそれらしい姿はなかった。精養軒の出入りにも、怪しい人影は見えなかった。
月と手袋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“入念”の意味
《名詞》
念を入れて何かをすること。注意を払いながらことにあたること。
(出典:Wiktionary)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“入念”で始まる語句
入念場