“先山”の読み方と例文
読み方割合
さきやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
準備の先山さきやまをしている人で、蒸気で顔を吹かれたのだそうだが、すっかりなおってきれいな顔をしていた。傍らでおかみさんらしい人が風呂敷包をこしらえていた。
夕張の宿 (新字新仮名) / 小山清(著)
円錐形の光に照らし出されたこの場のありさまは、近々と、異様に平静で炭坑内の最終のキリハで、つかれ切った坑夫の先山さきやま後山あとやまとが働いているようにも見える。
胎内 (新字新仮名) / 三好十郎(著)