兇鳥まがどり)” の例文
「あいつがおれの思うこと一切を世間へ告げ散らしている、あの兇鳥まがどりが……あいつはおれの臆病な敵の間諜かんちょうだ……」彼にはまたしてもこの電流のようにすばやいひらめきがあわれにも感じられて来た。
あめんちあ (新字新仮名) / 富ノ沢麟太郎(著)