優駿ゆうしゅん)” の例文
またかぶとは、二ノ谷と銘のある明珍造みょうちんづくりの輝かしき物であり、馬も大鹿毛おおかげの雄で、よほど優駿ゆうしゅんであったろうことは、朝からの戦闘に耐えて、なおよく湖上遠くに出て
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と名のある雪白の優駿ゆうしゅんが放牧されていた。金毛犬のだんは、これが欲しくてたまらない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)