働振はたらきぶり)” の例文
市女たちの足許あしもとのぞいて歩行あるくものもあって、おおきな蟻の働振はたらきぶり、さも事ありげに見えるばかりか、傘さしかけた白丁どもも、三人ならず、五人ならず、眉をひそめ口を開けて空を見た。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)