かし)” の例文
親にかしずいたこともない。師に仕えたこともない。友のために図ったこともない。手紙ひとつ心を籠めて認めたことはないのです。
わが師への書 (新字新仮名) / 小山清(著)
兵部卿親王も第二の姫君を後宮へ入れる志望を持っておいでになって、大事におかしずきになる評判のあるのを、源氏はその姫君に光栄あれとも思われないのであった。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)