倚掛よりかか)” の例文
忠一といふ、今度尋常科の三年に進んだ校長の長男が、用もないのに怖々おづおづしながら入つて来て、甘えるやう姿態しなをして健のつくゑ倚掛よりかかつた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そこには倚掛よりかかりと足掛け台とのある腰掛けのような恰好をしている三つ四つの大きな石があった。