修繕ていれ)” の例文
で、機械や小舎こや修繕ていれなどを見込むと、鼠一頭の純益が一年に彼是かれこれ三円はあるさうだ。
私の父は京都にいる時分から鼓の修繕ていれや仲買い見たようなことをやっていた。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「は。」十寸見が、かわって、「修繕ていれは、何もりませんそうで。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「ムニユイジエー」は指物師の事だが、さういふと、領事は二つ返事で直ぐ承知して、門の修繕ていれおろかな事、齲歯むしばの手当から、臍の掃除まで指物師にさし兼ねない程にこ/\顔である。
「門の修繕ていれなどうだつていいよ。」